フランス語のアルファベット
フランス語は、英語と同じように26文字のアルファベット(フランス語読みでは「アルファベ」)を使っています。
以下は、それぞれの文字の読み方をカタカナで表したものだよ!
フランス語の文字で一番特徴的なのは、「R」の発音です。これは日本語にはない音で、「エーる」の「る」の部分は、喉の奥でうがいをする時のような音を立てます(ここでは便宜上、「る」の音をひらがなで表記しています)。「エール」というよりも、むしろ「エーフ」のような音に聞こえます。
またその他、「G「が「ジェ」、「J」が「ジ」「I」が「イ」と読むように、紛らわしい読み方の文字にも注意しましょう。
綴り字記号(つづりじきごう)のついた文字
26文字のアルファベに加え、フランス語には綴り字記号の付いた13の文字が存在します。
綴り記号付きの文字を、以下の表にまとめました。
基本的に、何の綴り字記号も付かない「e」は「ウ」と発音します。
そして、「é」「è」「ê」「ë」のように、綴り字記号付きの場合は「エ」という音になります。それぞれ細かな音の違いはありますが、とりあえず綴り字記号のついた「e」は全部「エ」と発音すると覚えておけばOKです!
例)
école (学校)
mère (お母さん)
fête (パーティー)
Noël (クリスマス)
フランス語は、母音が二つ以上組み合わさって一つの音を作ります。例えば、「au」は「オ」、「ei」は「エ」と発音します。文字の上に二つの点々がある「トレマ(tréma)」は、日本語のローマ字のように母音を一つ一つ区切って発音するように指示する記号です。例えば、日本の「合気道」はフランス語では「aïkido」と綴ります。もし「a」の後の「i」に綴り字記号のトレマがない「aikido」だったら、「エキド」と言う読み方になってしまいます。
フランス語では、「c」の下にある髭のような記号「セディーユ」を付けると、「c」がサ行の音として発音されます。例えば、英語の「What’s up?(「元気?」「最近どう?」)」にあたる「ça va?」は、「サヴァ?」と発音します。もしセディーユがなければ、「ca」は「カ」という音になってしまいます。
「フランス語のアルファベ」これだけ押さえればOKなポイント
- フランス語も英語と同じように26文字のアルファベットがある
- フランス語の「r」の発音は、喉の奥でうがいをする時のような音
- 何の綴り字記号も付かない「e」は「ウ」と発音
- 綴り字記号のついた「e」は「エ」と発音する
- 二つの点々の記号「トレマ」が付くと、一つ一つ母音を区切って発音するようになる
- 「c」の下に付く記号「セディーユ」は「c」をサ行の音に変える