英文法には存在しないので、「接続法」と聞いてもピンと来ないかもしれません。
接続法とは何かというと、話者の主観を表現するときに使われる用法です。
具体的には、話し手の願望・意志・疑惑・否定・感情などを表すときに使わます。

まずは接続法の活用を確認して、それから具体的な使い方の例を見ていこう♪
接続法現在の活用
接続法現在
接続法の語幹は、基本的には直説法現在三人称複数の語幹を使います。
【第一群規則動詞 aimer (~を愛する、~が好きだ) の接続法の活用】
j’aime
tu aimes
il aime
nous aimions
vous aimiez
ils aiment
【第二群規則動詞 finir (~を終える) の接続法の活用】
je finisse
tu finisses
il finisse
nous finissions
vous finissiez
ils finissent
とはいえ例外も存在していて、特殊な語幹を持つ動詞や、nousとvousの接続法現在の語幹だけ他の人称と異なる動詞もある。
- 【例外的な動詞の例】
- faire(する、作る)→ (接続法現在一人称単数) je fasse・(接続法現在一人称複数) nous fassions
- aller(行く)→ (接続法現在一人称単数) j’aille・(接続法現在一人称複数) nous allions
- pouvoir(できる)→ (接続法現在一人称単数) je puisse・(接続法現在一人称複数) nous puissions
- vouloir(行く)→ (接続法現在一人称単数) je veuille・(接続法現在一人称複数) nous voulions
- avoir(~を持っている、~がある)→ (接続法現在一人称単数) j’aie・(接続法現在一人称複数) nous ayons
- être(~だ、~にいる)→ (接続法現在一人称単数) je sois・(接続法現在一人称複数) nous soyons

よく使うから、êtreとavoirの活用表も載せておくね。
【不規則動詞 avoir(~を持っている、~がある) の接続法の活用】
j’aie
tu aies
il ait
nous ayons
vous ayez
ils aient
【不規則動詞 être (~だ、~にいる) の接続法の活用】
je sois
tu sois
il soit
nous soyons
vous soyez
ils soient
接続法過去
ついでに接続法過去についてもご紹介します。
接続法過去は、「avoir または être の接続法 + 過去分詞」でつくることができます。
【aimer (~を愛する、~が好きだ) の接続法過去の活用】
j’aie aimé
tu aies aimé
il ait aimé
nous ayons aimé
vous ayez aimé
ils aient aimé

過去形の助動詞にêtreを使う動詞は、主語と過去分詞の性数の一致が起こるよ!
【devenir (~になる) の接続法過去の活用】
je sois devenu(e)
tu sois devenu(e)
il soit devenu / elle soit devenue
nous soyons devenu(e)s
vous soyez devenu(e)(s)
ils soient devenus / elles soient devenues
接続法の使い方
話者の主観を表す
【Je veux que + (接続法) : ~してほしい、~を望む】
Je veux que mon fils réussisse ses examens. 私は息子に試験に受かってほしい。
【Je souhaite que + (接続法) : ~を願う、希望する】
Je souhaite que le monde soit en paix. 私は世界が平和であることを願う。
【Je crains que + (接続法) : ~を恐れる、~を心配する】
Je crains que vous n’y arriviez jamais. 私は、あなた(達)がそこにたどり着けないことを心配する。
【Je doute que + (接続法) : ~を疑う】
Je doute que les OVNIs existent. 私はUFOが存在していることを疑っている。
【Il faut que + (接続法) : ~しなければならない】
Il faut que j’aille travailler. 仕事に行かなければならない。
【Il est nécessaire que + (接続法) : ~の必要がある】
Il est nécessaire qu’il finisse ses devoirs. 彼は宿題を終わらせる必要がある。
【Il est possible que + (接続法) : ~の可能性がある】
Il est possible qu’elle vienne à la fête. パーティーに彼女が来る可能性がある。
【Il vaut mieux que+ (接続法) : ~だといいんだけど、~したほうがいい】
Il vaut mieux que tu te couches plus tôt. 君はもっと早く寝たほうがいい。
【Je ne pense(crois) pas que + (接続法) : ~だと思わない】
Je ne pense pas qu’il ait raison. 私は彼が正しいとは思わない。

ちなみに、否定形ではない肯定形の「je pense que」の場合は、接続法ではなく直接法を使うよ!
例)Je pense qu‘il a raison. 私は彼が正しいと思う。
特定の表現の後に使われる
従属節が、目的・仮定・譲歩・否定などを表す接続語句で始まる場合、接続法が使われます。

よく使う表現を下にまとめておいたよ♪
【pour que : ~するために・~するように】
Je prie pour que tu ne sois pas malade. 私は君が病気にならないように祈る。
【bien que : ~にも関わらず】
Bien qu’il soit bon marché et délicieux, ce restaurant n’est pas très populaire. このレストランは安くて美味しいにも関わらず、あまり人気がない。
【avant que : ~の前に】
Je vais faire des courses avant qu’il pleuve. 私は雨が降る前に買い物に行きます。
【jusqu’à ce que : ~するまで】
Je l’attends au café jusqu’à ce que son travail à temps partiel soit terminé. 彼のアルバイトが終わるまで、私はカフェで彼を待っている。