フランス語の疑問文の作り方は一つだけでなく、以下の三つの方法があります。

- イントネーションのみで疑問文であることを示す(会話のみ)
- 文頭にEst-ce queを付ける
- 主語と動詞の位置を交換した「倒置形」を使う

以下では、それぞれの疑問文の作り方について見ていくよ!
イントネーションのみで疑問文であることを示す(会話のみ)
この方法が使えるのは会話オンリーですが、語尾を上げるようにして言うことで、疑問文であることを示します。
例)
Tu es étudiant ? 君は学生?
Vous êtes occupé ? あなたは忙しいですか?
C’est ton sac ? これは君のかばん?
文頭にEst-ce queを付ける
また、文の最初にEst-ce queを付けるだけで、立派な疑問文になります。
こちらは会話文でよく使われます。
例)
Est-ce que vous aimez le chocolat ? チョコレートはお好きですか。
Est-ce qu‘il est à la maison ? 彼は家にいますか。

Est-ce queの後にilやelleなど母音で始まる代名詞が来る場合、queがqu’になるよ!
主語と動詞の位置を交換した「倒置形」を使う
主語が代名詞の場合は倒置形が使われる
例)
Es-tu satisfait ? 君は満足している?
Travaillez-vous aujourd’hui ? 今日あなたは仕事をしますか?

ちなみに、avoirや第1群規則動詞の三人称単数はa-t-il (a-t-elle)やaime-t-il(aime-t-elle)のように、動詞と人称の間にtが入るよ!余裕があれば覚えておこう。
例)
(肯定文)Il a une voiture.(彼は車を一台持っている。) →(疑問文)A-t-il une voiture ? (彼は車を一台持っていますか?)
(肯定文)Elle chante bien. (彼女は歌がうまい。 ) →(疑問文)Chante-t-elle bien ?(彼女は歌がうまいですか?)
主語が名詞の場合は「(名詞)+(動詞)+(名詞に相当する人称代名詞)」
主語が代名詞(je, tu, il, elle, nous, vous, Ils, elles)ではなく名詞の場合は、
「(名詞)+(動詞)+(名詞に相当する人称代名詞)」という形になります。
例えば、「Louis est sympa.(ルイは感じがいい。)」という文を疑問文にする場合、以下のようになります。
→ Louis est-il sympa?(ルイは感じがいいですか?)

他にも例を見てみよう!
Les riches sont-ils heureux?(お金持ちは幸せですか?)
L’ordinateur est-il en panne ?(そのパソコンは壊れていますか?)