フランス語は英語と異なり読み方が規則的なので、ルールを覚えてしまえば知らない言葉でも、問題なく発音できてしまいます!

マーモットさん
ここでは、これだけは覚えておきたいフランス語の読み方のルールを紹介するね!
二つ以上の母音が組み合わさって一つの音を作る「複母音字」
フランス語の言葉を発音するのに絶対欠かせないのが、この「複母音字」。
以下の図では、最低限これだけは覚えておきたい重要なルールをまとめました。

「ai」は「エ」、「au, eau」は「オ」、「oi」は「ワ」と発音します。
「ou」と「eu」はどちらも「ウ」と読みますが、「ou」は口を突き出して強く発音するのに対し、「eu」は口を少し平くして「ウ」と発音します。
「ain, in」は鼻母音(鼻にかかったような音)で、「エン」という音に近い「アン」です。口を閉じずに唇を平たくして発音します。
フランス語の子音
最後の子音は読まないことが多い
Parisを「パリ」と読むように、フランス語の言葉の最後にある子音は発音しない場合が多いです。
例)
- nuit (夜)
- beaucoup (たくさんの)
- français(フランスの、フランス人、フランス語)
ちなみに、子音の中でも「c, f, l, r」は発音する場合が比較的多いです。
例)
- cを読む言葉 : avec(〜と一緒に), parc (公園)
- fを読む言葉 : adjectif (形容詞), boeuf(牛肉)
- lを読む言葉 : sel (塩), mal (悪い)
- rを読む言葉 : sur (〜の上), or (黄金)
フランス語のhは基本読まない
フランス語の言葉の中にあるh(アッシュ)は、基本的には発音されません。
例)
habiter (住む)
hippopotame (カバ)
英語圏ではHenri(ヘンリー)のようにhを発音する言葉でも、フランス流になると「アンリ」となるわけです。
人気ブランドの「エルメス」の綴りも、「Hérmes」のように語頭にhがありますが、発音されていませんね。
「子音+h」の読み方
hがcと組み合わさって「ch」になると、「シャ・シュ・ショ」、または「カ行」の音になります。
- 「ch」が「シャ・シュ・ショ」と読む場合 : chocolat( チョコレート), champagne (シャンパン), chou (キャベツ)
- 「ch」がカ行の音になる場合 : orchestre (オーケストラ), chronologie (年表), orchidée (蘭)
thの場合は、tの音として発音します。
例)
thé à la menthe (ミントティー)
gnの音はニャ・ニュ・ニョの音として読む
例)
montagne (山)
champignon (きのこ)
これだけは覚えておきたい!フランス語の読み方のルールまとめ

マーモットさん
以下、ポイントをまとめたよ!
- フランス語には二つの母音が組み合わさって一つの母音になる複母音字がある:「ai」は「エ」、「au, eau」は「オ」、「ou」と「eu」は「ウ」、「Ain, in」は「アン」、「oi」は「ワ」と読む
- 「Paris(パリ)」のように語末の子音は読まれないことが多いが、「c, f, l, r」は読まれることも多い。
- フランス語の単語内の「h」は基本的には読まれない
- 「ch」は「シャ・シュ・ショ」の音か、カ行の音として読まれる場合がある
- 「th」は「t」の音として読まれる
- 「gn」は「ニャ・ニュ・ニョ」の音になる