経験者が語るフランス人の恋愛観

コラム

私は10年間フランスで暮らした経験があるので、フランス人の恋愛観について見聞きする機会が多数ありました。

ちなみに私自身も、フランス人のパートナーとの交際・結婚を経験しました。

ここでは、筆者がフランス暮らしで知ったフランス人の恋愛観について紹介していこうと思います。

マーモットさん
マーモットさん

あくまで個人の意見だから、「実際と違う!」って可能性もなくは無いけどね。

とにかく、気軽に楽しんで読んでくれたら嬉しいな。

フランスで多い出会いのきっかけは?

友達主催のパーティーで出会う

昔からある出会い方では、友達の紹介が多いようです。

フランスではたくさん友人を集めてパーティーを開くのが割と一般的なので、そういった場に新しい出会いが転がっているのです。

日本だと、「大学のサークル仲間」や「会社の同期」のように、コミュニティごとに集まるのが普通ですが、フランスではコミュニティを問わず、自分の友人みんなをパーティーに招待することもよくあります。

「集まりに毎回知らない人がいる」なんてこともあるので、人見知りな人間にはちょっと辛い習慣ではありますが、新しい出会いを求めている人にとっては嬉しいかもしれませんね。

マーモットさん
マーモットさん

そういう集まりで、知り合いを見つけるとホッとするよね。

最近はマッチングアプリでの出会いも多い

日本でもマッチングアプリでの出会いは市民権を得始めていますが、フランスではもっと前からマッチングアプリが普及していたように感じました。

若い人はもちろん、50代以降のミドル世代の方の中にも、マッチングアプリを活用してパートナーを見つけている人が少なくないようです。

マーモットさん
マーモットさん

パリの地下鉄で、よくマッチングアプリの広告を見つけたなあ。LGBT向けのアプリの広告を見たときは、さすがフランスだなあって思った。

お付き合いの始め方は?

フランスでは、日本のように「お付き合いしてください」と、交際の申込みをするのは一般的ではありません。

デートを重ねていくうちに、自然と恋人同士になっていくのが普通のようです。

交際の申込みをされないと、日本人としては少し心配になるかもしれませんね。そういう場合は、「私たちって、付き合っているんだよね?」と直接聞いてみるのもいいかもしれません。

また、相手の家族や友人を紹介してもらったら、「それなりに真剣にお付き合いをしている」と認識して良いと思います。

マーモットさん
マーモットさん

日本だと、両親にパートナーを紹介するのは結婚を意識し始めたタイミングが多いけど、フランスではもっと気軽に自分のパートナーを家族に紹介する場合が多いよ。

パートナーとの付き合い方は?

こまめに愛情表現

「君を愛している」「私も」のような甘い愛の囁きは、フランスではやっぱり一般的のようです。

周囲のフランス人カップルを観察していると、日常的に愛を囁き合っていました。

女性が男性パートナーのことを「mon chéri(私の愛しい人)」なんて呼ぶことも。

日本で生まれ育った私にはちょっと小っ恥ずかしいですが、素直に愛情表現できるのは素敵だと思います。

いくつになっても恋愛を楽しむ

フランスでは、年齢に関わらず恋愛を楽しんでいる人が多いように思いました。

知人のフランス人女性は50代で離婚を経験しましたが、数年後に再婚し、現在は再婚相手とかなりラブラブな生活を送っています。

手を繋いで買い物したり、子どものようにふざけ合ったりする彼らのアツアツぶりには驚かされましたが、周囲の目を気にせず人生をエンジョイしているようで、羨ましくもありました。

でも、愛情がなくなったらスッパリ別れる

フランスでは、かつてどんなに愛し合ったカップルでも、ひとたび愛が冷めてしまうとスッパリ別れてしまうように思いました。

フランスでは専業主婦は少なく、子どもがいても働いている女性が多いので、別れても金銭的に困らないからでしょうか。

「実は、フランスの方が日本よりも浮気が少ない」のような話を聞いたことがありますが、愛想を尽かしたらすぐ別れてしまう人が多いなら、浮気に走ることもないのかもしれません。

また、離婚に対しての後ろめたさは日本よりも少なく、オープンに話している人が多い印象を持ちました。「失敗しても大丈夫」みたいな空気があるのは、何だか安心できます。

マーモットさん
マーモットさん

フランス人は、きっと愛のない生活には耐えられないんだろうね。

結論:恋愛好きにはフランスは向いているかも

「パートナーに愛情表現をしたい!してほしい」「いくつになっても恋愛をしたい!」「愛情がなくなったら惰性で付き合いたくない!」という方には、フランスでの恋愛が向いているかもしれませんね(もちろん例外もありますが)。

マーモットさん
マーモットさん

この記事を楽しんでもらえたら幸いです。

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